スポンサーリンク

境界線上にいる人がある意味一番辛いよね~精神疾患か否か~

境目

こんばんは、ゆーひーです。

今回は、「精神疾患なのかそうでないのか」という点について、どちらとも言い切れない微妙な状態にある人に焦点を当てています。

「何だかよく分からないけど、精神的にすごく苦しい…」とか「もしかしたら自分は、何らかの精神的な病気なのだろうか…?」といったように、不安定な精神的状態で揺れ動いて悩んでいる方は、想像以上に多いのではないでしょうか?

この(病気か否かという)点に限らず、誰しも不確かで不安定な事には苛立ちや歯痒さ、不安を覚えるはずです。

特にこの場合では、自分自身の状態がどうであるか、という重大な点が問題になっているので、それに伴う不安感は並大抵ではないと想像できます。

言うまでもないですが、私を含め、ひとまず診断名が確定して「精神障害者」として日々を過ごす方々には、その障害に起因する様々な苦痛や困難があります。

また、急性的に何らかの(精神疾患による)症状が発現して正気ではない状態になった場合も、経験しないと分からないような壮絶な苦しみが伴っていることでしょう。

加えて、このストレッサーが無数にある社会ですから、精神疾患の症状を呈していなくても、メンタルヘルスに不調を抱えている人は非常に多くいらっしゃるはずです。

これらの場合も含めて、それぞれの状況で安易には比較できないような精神面での不調を持つ人が大勢おられるというのは、前提として承知しています。

その上で、この「(自分が)何だか苦しいorおかしい。でも何故なのか、何なのかはよく分からない」という不確かで正体が掴めないものに対する不安が大きいという意味合いで、タイトルにはそういう人が「ある意味一番辛い」と入れました。

何よりこの点は、私自身が精神科に掛かって診断が下るまでに嫌というほど経験してきたことですし、私の友人にも同種の苦しみを経験した人がいます。

そこで以下では私とその友人の例を取り上げ、先の「境界線上」にある状態について掘り下げ、そこから脱するための糸口も交えた上で、思うところを書かせてもらいました。

微妙で曖昧な状態は本当に辛い

リード文でも触れましたが、「自分が精神的に何か不調があるのかどうか」という点で抱く疑いや不透明さから来る不安感は、本当に独特な重苦しさがあると感じます。

病気の知識があるならあるで、「もしかしてこの病気かもしれない…でも自分がそんなまさか…」という、精神疾患者となること自体への拒絶感や恐れなどを抱く場合があるでしょう。

精神疾患についてよく知らなくても、(病識が全くない場合を除いて)「なんでこんな状態になるんだろう…?」とふとした時に自分で怪訝に思ったり、あるいは周囲の人から指摘を受ける場合もあるかもしれません。

どちらにしても、その人が感じている判然としない故の不安が大きいのは想像に難くありません。

ではここからは、その状態の具体例を挙げてみたいと思います。

思い当たる部分がある方はご自身の例と照らし合わせながら、そうでない方は「こういう場合もあるんだな」といった参考程度のお気持ちでご覧ください。

例①:ゆーひー(統合失調症)の場合

まずは私の事例です。

過去の統合失調症関連の記事で私の症状については散々書いてきましたが、今回のテーマの視点から焦点を当てて改めてざっと振り返ってみます。


※私の統合失調症の病状や経過に言及した記事一覧はこちら↓

私ゆーひーの、統合失調症の症状や経過を含めた体験談を記載しています。完全に個人的な経験に基づいた内容ではありますが、発症から現在に至るまでの病状の経緯を包み隠さずお話ししておりますので、当事者の生の声の一つとしてお捉えいただければと思います。
今年において、統合失調症における「陰性症状」と思しき症状が出るようになってから現在までの振り返りを、手短にまとめています。大きく2017年の上半期と下半期に分けて記載しております。自分の備忘録的な意味合いで書いた側面が強いので、お読みになる際はお気軽にどうぞ。
近頃寝過ぎる、即ち私の睡眠時間が長い件に関して簡単に振り返った後、病気の観点から手短にまとめています。眠り過ぎるという点でお悩みの精神疾患の方は、(リアル・ネット上問わず)ほとんどお見かけしないので、自分としては少し気になっているところです。
昨日の私が通院しているメンタルクリニックでの診察で、初診からほぼ4年が経ったので、振り返りや思うところをつらつらと書き綴っています。ほぼ回想のような感じになっているので、単なる一例としてお気軽にお読みください。
「統合失調症」と診断されて5年目に入りましたが、最近になって初めてその主症状の一つである「認知機能障害」による不調を実感したので、その件について記載しています。現時点では主治医等に明言されておらず、私の独断・主観による内容となっておりますので、その旨予めご了承ください。
前回に引き続き、統合失調症の「認知機能障害」についてお話ししています。今回は、この日のメンタルクリニックでの診察を踏まえて、前回お伝えした私の不調について改めて記載しております。診察においては、今まで考えたことのない思わぬ気付きも得られたので、その点についても簡単に触れています。
私がこれまでに服用して経験してきた抗精神病薬の副作用について、服薬の変遷に沿ってお話ししております。抗精神病薬を服用している当事者の一事例として、参考にしていただければ幸いです。※特定の薬やその製造者・販売者等を非難する意図は一切ありません。
私が現在服用している「抗不安薬」に関して、今までの服薬の過程を振り返った上で改めて思う点について綴っています。これまで抗不安薬についてはあまりフォーカスしてきませんでしたので、今回その点について自分の中で整理し直す意味でもまとめてみた次第です。

20歳になるかどうかという頃、特にこれといったきっかけはなく(覚えておらず)、「誰かに常に監視されている」、「家の部屋に盗聴器などが仕掛けられている」といった類のいわゆる「注察妄想」が発現しました。

統合失調症の主症状の一つである、「陽性症状」における症状ですね。

しかしその内容を信じ込んでいる一方で、ふとした時には「自分はどこかおかしいんじゃないか?何かの病気なんじゃないだろうか?」という疑いを抱くこともあり、以後治療を受けるまでは、それぞれの不安の間で揺れ動く日々を送っていました。

その中途半端な状態については、過去記事にも記載の通りです。

病識がある程度あって「まさか自分が精神疾患だなんて…」と思いながらも、どうしようもなく苦しくて助けを求めて病院を訪れた人。

症状が強く出ていて、家族など周りの人に連れられて病院を訪れ、場合によってはいきなり入院といったような壮絶な経験をされた人。

初診までの過程は様々でしょう。

私の場合は前者の方で、妄想に囚われながらもうっすらと病識があって自分で病院まで足を運ぶことができた分、ある意味マシな方だったのかもしれません。

ですがそれまでの間に、「妄想の内容を信じ込んでいる自分」と「これは精神面の何かしらの異常なのではないかと疑う自分」の葛藤が結構な長期間続いていて、病院に行こう行こうと考えながら、なかなか行動に移せないでいました。

しかも、なまじ家族等の身近な人に異変を悟らせないようにするだけの理性はあるという、何とも中途半端な状態だったせいで、その事が余計に初診までの期間を徒に長引かせたと言えます。

引用:メンタルクリニックの初診から4年が経ちました(統合失調症を携えて

統合失調症の場合は、本人には病識がなく、周囲の身近な人が異変に気づいて医療機関を受診させるパターンが多いと(私が知る限りでは)聞いていますが、上記のように私は幸か不幸かどっちつかずな感じでした。

「少しでも変だと思ったのならさっさと病院に行けばよかったのに!」と今でこそ思えますが、初めて精神疾患(ではないかという疑念)を経験する者にとっては、初診までの間に想像以上の高い壁があるものです。

この過去の件についてはどうすることもできませんが、万が一当時の私と似たような思いをしている方がいらっしゃれば、どうか反面教師にしていただきたく思います。

例②:友人(うつ病)の場合

続いては、「うつ病」との診断を受けている友人の例です(以下「当友人」と称します)。

※当ブログが私自身の個人情報をほぼ明かしていない等の事情により、当友人の詳細は(私と同年代である点を除き)一切伏せさせていただきます。

うつ病は、統合失調症よりも広く名前が知られており、患者数も多いものと思われます。

病気の定義や症状については概ね想像できると思いますので省略させていただきますが、病状が重くなると自分の命をも脅かしかねない、深刻な精神疾患です。

当友人が、いわゆる「抑うつ状態」になり、自身がうつ病ではないかと初めて疑ったのは、大学時代に就職活動をしていた頃だったそうです。

なかなか就職先が決まらずに苦しんでいたのは知っていましたが、そう頻繁に接していたわけでもなかったので、当時はそこまで苦しんでいたとは知りませんでした。

本人としては、周囲が思っている以上に苦しんでいたと推察できます。

ただその時は特に病院等に行くことはなく、最終的には当友人が望む職業での就職が決まったので、本人もかなり喜んでいましたし、私もひとまず安心しました。

その後会った時も、特に問題なく仕事を続けているようで元気そうでしたので、前述の抑うつ状態も一過性のものだったのかな、と思いました。

…ところが、それから約2年半が経った頃にまた話をする機会があったのですが、なんとその時は精神科に通院しており、「うつ病」との診断を受けていたとのことでした。

色々と話を聴くと、当時の職場は激務や残業を伴う長時間労働になる日が比較的多く、上司からも時折パワハラを受けていたそうです…

そのため、(就職活動時よりもずっと)精神的な不調が大きくなり、ついには精神科の門を叩いたとのことでした。

それからの細かい動向については聞いていない部分も多いのですが、一度休職して復帰したものの、その職場は結局退職したようです。

その間は、定期的に通院して治療を受けていたようでした。

そして昨年またまた久しぶりに会ったのですが、現在は別の職場で働いており、そちらの環境はなかなか良いようで、現在のところ順調に仕事を続けている様子です。

さらに今は、もう通院も治療も特には行っておらず、ひとまず(通院治療が必要なほどの)うつ病の症状が出ないまでには回復したと思われます。

とはいえ、現在の職場もそれなりに大変そうなので、どうか無理をして再び状態が悪化するようなことにはならないでほしいと願うばかりです。

※ちなみに当友人は、私が統合失調症であることはかなり以前から知っています。

というわけで、当友人の現在に関しては過度な心配は不要かもしれませんが、今回のテーマから考えると、やはり精神科への初診までになかなかの時間を要していた点が気になります。

ここに記載していない細かい部分も含めて、(私が覚えている範囲で)当友人から聞いた内容から推測すると、うつ病の症状を呈してから初診までには短くとも1~2年の間があったと思われます(先の就職活動時の状態からも合わせるとさらに長くなりますが)。

本人が言っていたことですが、自分自身はもちろん、当友人の親も「家族がそういう病気(=精神疾患)になるなんて考えられない!」というスタンスだったようです。

この事も相まって、当友人も精神科に足を運ぶのには少なからず抵抗があったものと推察されます。

…確かに、それまで自身や家族が精神疾患と無縁であったのなら、そうじゃないと思いたくなる気持ちは分かります。

私自身もそうでしたし、私の親も(割と柔軟な方だとは思いますが)当初は困惑の色を隠しきれていませんでしたからね…

したがって当事者の家族にどうこう言ってもしょうがないのでが、家族の件も含めて、当人が置かれている環境も、当人の行動に与える影響は大きいと言えます。

今回の例で言えば、(家族が精神疾患なんて考えられないというスタンスの)親のことを考えると、自分が公に精神疾患の患者となるのはすごく躊躇われる、といったところでしょう。

このように、自身の精神的状態だけでなく環境等の外的な影響もあって、(なかなか医療機関に足を運べず)精神疾患かどうかという点で曖昧かつ微妙な状態に長らく置かれてしまう場合もあるわけです。

スポンサーリンク

大事なのは「いつもと違うかどうか」という視点

以上のように、自身の内面的な部分にしろ環境等による外的な影響にしろ、あるいはその両方にしろ、正体が明らかになっていない精神的不調で重苦しい心持ちになっている人がいるのはお分かりかと思います。

その不調が本当に一過性であるならばまだ良いのですが、いつまでも続いたり、時間が経つごとに悪化するようであれば、そのままというわけにはいきません。

「ちょっとでも不調を感じたらとにかく病院に掛かれ!」などとは言いませんが、自分が本当に耐え難いと感じているなら、医療機関等の然るべき所に相談する以上の方法はありません。

周囲の人の多くが「明らかに様子がおかしい」などと感じている場合は、その時点でかなり深刻なレベルの状態になっている可能性が高いので、場合によっては身近な人が受診を勧めなければならない時もあるでしょう。

ここで問題になってくるのが、「どういう状態になったら医者に掛かるor掛からせるのか」という点です。

精神疾患と言っても多くの病がある上、同じ病気であっても呈する症状が人によってまるで違う場合も珍しくないので、その(医者に掛かるかどうかという)線引きの判断は(専門家でもない限りは)困難であると言えます。

そこで注目したいのが、「いつもと違うかどうか」ということです。

当たり前のことを言っているようですが、ここで言う「いつもと違う」は、他人と比較した違いでもなければ、常識などの外部の基準と照らし合わせた差異でもありません。

それまでの自分(当人)を振り返った上で、それまでには見られなかった変化という意味での違いです。

たとえば、慢性的な頭痛持ちの人が仕事か何かのストレスで頭が痛くなっても、それを「いつもと違う」とは思わないでしょう。

今まで頭痛を覚えたことがほとんど(あるいは全く)ない人が、ストレスで頭が痛くなったというような場合は、「いつもと違う」と考えて注視するべきです。

直接的な心身の不調に限らなくとも、仕事を一度も欠勤したことがないような人が出勤時間を過ぎても何故か会社に行けなくなったり、普段は人一倍食べる量が多い人が何食か抜いても平気なほど食欲が湧かなかったり、といった行動面での変化が起きることもあります。

行動面の変化については、当人よりも周囲の人の方が気付きやすい場合が多いでしょうけどね。

いずれにしてもこの「いつもと違う」という点が、医療機関を受診するなどの具体的な行動をするに際しての重要な指標になり得るのではないでしょうか。

念のために申し上げておくと、精神科やメンタルクリニックなどはそんなに怖い所ではありませんからねw

特に年配の方に多い印象ですが、「精神科」と聞くと、鉄格子のある病室(いわゆる「閉鎖病棟」)が多くあるという意味合いも込めた「精神病院」という言葉を連想する方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんそういう入院設備のある病院があるのは事実ですが(我が家の近くにもありますw)、今は主に「メンタルクリニック」という呼称で開業されている医院が多数あり、現在も増え続けていることでしょう。

その中には、精神疾患を診る領域である「精神科」と心身症を診る領域である「心療内科」を兼ねている所も多くあります。

※「精神科」と「心療内科」の違いについてはこちらを参照。

したがって、上述のようないつもと違う何かが生じた際には、まずはそういう比較的小規模の医院に気軽に足を運んでみても良いでしょう。

よほど悪質な所でもない限りは、初診でいきなり診断名を確定されたり、初診から多剤処方をされたり、といったようなことはそうそうないので、過剰な心配は無用です(むしろそんなことをさも当然のようにしてくる所は地雷の可能性が非常に高いので、別の医院を探しましょう)。

もちろん、行こうと考えている医院の情報は(口コミ等)、可能な限り得ていた方が良いとは思いますけどね。

最低でも、医院のホームページ(ある場合)くらいは確認しておきたいものです。

少々話が逸れましたが、以上(精神疾患か否かという点で)微妙な状態にある人についてあれこれ書かせてもらいました。

精神的な不調が全て気の持ちようで何とかなるなら苦労はありませんが、どうしてもそうではない時は、自分(身近な人の場合はその人)を守ることを最優先とした行動を取られてくださいね。

それでは、今日はここまで。

ブログランキング

ご訪問ありがとうございます<m(__)m>
応援ついでにクリック頂けると励みになります♪

~シェアはこちらから~

スポンサーリンク