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ゆーひーの統合失調症体験談

ごきげんよう、ゆーひーです。

統合失調症の解説記事で「私の(統合失調症の)体験談は別個にまとめる」と申し上げたので、今回はそちらについてお話ししたいと思います。

発症~精神科受診→精神科通院開始~現在、といった感じで時系列に沿って記載しています。

発症から初の精神科通院まで

まずは、発症以後の来歴に触れたいと思います。

覚えている限りでは症状が出始めたのは2009年末頃で、私が大学1年生の時ですね。

きっかけは全く覚えておらず、何故か突然「自分は誰かにいつも監視されている」と思うようになり、その考えが頭から離れなくなりました。

具体的には、「自宅(の私の部屋を中心)に監視カメラや盗聴器が仕掛けられていて、自宅でのプライベートが誰かに筒抜けになっている」といったようなものでした。

統合失調症の症状に当てはめて言うと、陽性症状の妄想の一種である「注察妄想」に該当すると思われます。

注察妄想:常に誰かに見張られていると思い込む。「近隣住民が常に自分を見張っている」「盗聴器で盗聴されている」「思考盗聴されている」「監視カメラで監視されている」などと思い込む。

引用:「統合失調症」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より 2018年1月5日 (金) 05:13 UTC
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/統合失調症

まさに、当時の私の症状まんまですね…

しかも妄想の内容はさらに発展し、

  • (知り合いの中で)特定の人物が犯人ではないかと思い込む(その対象は時々変わる)
  • 犯人が私に関して撮影・盗聴したものをネタに、脅迫行為をしてくるのではないかと懸念する
  • 隠し撮りされた私の画像や映像があちこちにばら撒かれているかもしれないと、本気で心配する

といった思考に陥っていました。
しかもその詳細なストーリーまで妄想で組み立てて…

加えて、暇さえあれば盗撮・盗聴防止関連のサイトなどを片っ端から見て、しまいには通販で盗撮カメラや盗聴器を発見するための機器まで購入してしまいました。
(と言ってもプロが使うような本格的なものではなく、学生でも買える安物でしたが笑)

それを用いて家中隈なく調べましたが、怪しい反応は一切ありませんでした。

しかしそれでも完全に安心することはできず、結局前述の妄想が私の中から消えることはありませんでした。

それもそのはずです。

この病気における妄想状態に陥っている人は、周囲がどんなに論理的にその妄想を否定する説明をしても、決してそれが取り払われることはないからです。

本人の中では、その妄想が確信とも呼べる状態になってしまっているのです。

私の場合も、例の発見器で怪しいものが発見されなかったという結果が分かったところで、「この機器が反応しない類のものが仕掛けられているかもしれない」という思考に切り替わりました(笑)

というわけで、当時は(笑)なんて付けている余裕などないくらい強固な前述の妄想に取りつかれた状態で、残りの大学生活を送っていたわけです。

ただ、私の場合はそれでもまだ比較的症状が軽かったのか、その思い込んでいる内容を周囲に話したり、支離滅裂な言動を見せたりすることはなかったので、誰からも「なんか最近ちょっとおかしいよ?」などと指摘されることはありませんでした(それが結果的に病気だと気づくのを遅らせたのかもしれません…)。

しかし問題だったのは、大事な場面でも例の妄想が頭の中を駆け巡っていたことです。
(大事な場面というのは、たとえば大学における定期試験やゼミでの発表、就職活動時の採用試験等です)

ただでさえ緊張しやすい性格なのに、目の前の大事な物事と妄想の内容が頭の中で溢れ返ってこんがらがり、過度の精神的負担を強いられて思うようなパフォーマンスができない、といった場面が多々あったのです。

当然、新卒での就職活動も上手くいきませんでした。

その後、大学を卒業した年である2013年の終わり頃になって、このままの状態が続くと本当に壊れてしまうと思い、ようやくメンタルクリニックの門を叩いたのです。
別の精神疾患を持っていた幼馴染が以前から通っていて、評判が良いと聞かされていた病院です。

そのクリニックにて、何度かの診察と心理テスト等の検査を経て(もちろん妄想の内容等も詳細に話して)、「統合失調症」との診断を受けました。

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通院開始から現在まで

通院を開始してから、すぐに薬が処方されました。

メインの治療薬となる抗精神病薬と副作用止めが出され、加えて不安感が強かったため抗不安薬も処方されました。

精神系の薬を服用するのは初めてだったので正直抵抗はありましたが、そんな事を言っている余裕もなかったので、ひとまず指示通りにしばらく薬を飲み続けました。

細かい記憶ははっきりしていないのですが、飲み始めて1~2ヶ月ほど経った頃、あれほど私を苦しめていた注察妄想がかなり収まったように思いました。

これといった副作用もなく(後に色々ありましたが…)、幸い処方された薬が私に合っていたのかもしれません。

それ以前に、統合失調症に対する最近の抗精神病薬は「陽性症状」には優れた効力を発揮するため、その例に漏れずきちんと薬が効いてくれたようです。

ただ、陽性症状がある程度収まったのは良いものの、今度は「陰性症状」が強く出るようになりました。

陰性症状と言っても様々な症状がありますが、私の場合は、気力や活動力の低下、疲れやすさの増大、無関心、引きこもり傾向などが見られました。
特に気力・活動力の低下は著しく、一日の半分以上は寝ている状態がおよそ半年ほぼ毎日続いていました。

それでも、最近の抗精神病薬は陰性症状にもある程度効果があるようで、半年以上はかかったものの、2014年の夏頃には就労に向けた活動ができるほどに回復しました。


※私の服薬の変遷等については、別個にまとめております。

私がこれまでに服用して経験してきた抗精神病薬の副作用について、服薬の変遷に沿ってお話ししております。抗精神病薬を服用している当事者の一事例として、参考にしていただければ幸いです。※特定の薬やその製造者・販売者等を非難する意図は一切ありません。
私が現在服用している「抗不安薬」に関して、今までの服薬の過程を振り返った上で改めて思う点について綴っています。これまで抗不安薬についてはあまりフォーカスしてきませんでしたので、今回その点について自分の中で整理し直す意味でもまとめてみた次第です。

程なくして、障害者雇用を前提にした上で段階を踏んで就労を目指そうという意図もあり、精神障害者保健福祉手帳を取得し、就労移行支援を利用することにしたのです。

そんなわけで、通院は定期的に続けながら支援事業所に通う日々が始まりました。

事業所での日々は、実務的な内容から対人関係まで色々なスキルを身に付けられて勉強になりました。

また人間関係の面でも、有り難いことにスタッフさんや多くの他のメンバーの方に好くしていただき、大きなストレスを感じることなく通所することができました。

…が、唯一にして最大の問題だったのが私の体調面でした。

基本的に週5日の通所だったのですが、元々身体が弱いことも相まって頻繁に体調を崩し、度々欠席していました…
雇用されているわけではないので欠席に関してはそんなに厳しくはありませんでしたが、自分としては情けない気持ちになりました…

それでも長期的に休むようなことはなく通所を続け、2015年の終わり頃から2016年にかけては、就労に向けた活動にも取り組み始めました。

しかし残念ながら良い結果は出せず、体調面でも相変わらず不安定な状態が続いていました。

そして、気付けば就労移行支援の利用期限である2年(事情によっては1年の延長が可能)が経とうとしていました。

そこで、メンタルクリニックの主治医や事業所のスタッフさんとも話し合った上で、体調面も考慮し、就労継続支援A型を受けることになりました。

就労継続支援A型事業所は、雇用契約を結ぶため一応は労働者になるわけですが、障害福祉サービスでもあります。
そのため、一般企業等の障害者枠と比べても配慮が行き届いているので、当時の自分には適していると考えました。

移行支援事業所を退所した2016年8月の翌月から、気持ちを新たにA型事業所への通所を始めました。

仕事は最初こそ戸惑うこともありましたが、比較的早く慣れて無難にこなすことができるようになりました。

人間関係についても、当然ながら初対面の方ばかりでしたが皆優しく、すぐに打ち解けることができました。

ただ体調面は相変わらず不安定で、やはり時折欠勤することもありましたが、移行支援の頃ほどではなかったため何とか通うことができていました。

よって、当分の間はそのA型事業所に通い続けて体調面も含めてある程度社会生活に慣れた上で、一般企業等の障害者枠でフルタイムで働くことも検討しよう、という心づもりで通所を続けました。
これからきっと長い間お世話になるんだから、仕事にもしっかり取り組んで親しくなった他のメンバーさんたちとも楽しく過ごして、無理はしないけれども程よく充実した日々を送っていこう。
そう思っていました。

……思っていましたよ。本当に。

しかしそう上手くいくほど現実は甘くなかったようで、上記の見通しは(その時点では)実現不可能となりました。

2017年に入り年度末を迎えようとしていた頃、それまで少しずつ蓄積していた鬱憤やストレスなどがある出来事をきっかけに爆発してしまったのです(詳細については、恐らくあまりに精神状態が乱れていた故に記憶が曖昧なため、申し訳ありませんが割愛させていただきます)。

結果、かつてない程精神的に不安定な状態に陥り、自傷行為に走ったり、(家族等を除く)あらゆる人との連絡手段を遮断したり、所有していた各種アカウントを抹消したり…といった普段の私では有り得ないような行動を次々に起こしてしまいました。

そして、そのままの流れで同年3月末頃にA型事業所をあえなく退所、という結果になりました……

それからしばらくは、ずっと布団から出られなかったりなどかなり不安定で塞ぎ込んだ状態が続いていましたが、初夏を過ぎた頃からようやく落ち着きを取り戻してきました。

その後もしばらく療養生活を続け、現在はもう少し体調面も安定してきたら、就労に向けて動き始めようかなと考えているところです。

ただし働くにしても、前述のような不安定な状態に陥る恐れもあるため、いきなりフルタイムなどということは考えておらず、自分にできると思えるペースから徐々に慣らしていく心づもりでいます。


体調面に関しては、しばらくは非常に疲れやすく睡眠時間が長い状態が続いており、統合失調症解説記事の4つの段階で言うところの「休息期(消耗期)」がかなり長引いている時期がありました。

近頃寝過ぎる、即ち私の睡眠時間が長い件に関して簡単に振り返った後、病気の観点から手短にまとめています。眠り過ぎるという点でお悩みの精神疾患の方は、(リアル・ネット上問わず)ほとんどお見かけしないので、自分としては少し気になっているところです。

後に、「認知機能障害」を自覚することもありました。

「統合失調症」と診断されて5年目に入りましたが、最近になって初めてその主症状の一つである「認知機能障害」による不調を実感したので、その件について記載しています。現時点では主治医等に明言されておらず、私の独断・主観による内容となっておりますので、その旨予めご了承ください。
前回に引き続き、統合失調症の「認知機能障害」についてお話ししています。今回は、この日のメンタルクリニックでの診察を踏まえて、前回お伝えした私の不調について改めて記載しております。診察においては、今まで考えたことのない思わぬ気付きも得られたので、その点についても簡単に触れています。

なお、服用している抗精神病薬を変更してからは、睡眠の点なども含めていくつか変化が起きているように感じています。

昨日メンタルクリニックに通院した際、私が服用している抗精神病薬をおよそ1年ぶりに変更しました。変更前の薬でもかなり安定はしていたのですが、やや気になる点もあったので再度変更に踏み切りました。その件について、備忘録ついでにざっと記述しています。
先日の通院時に私が服用している抗精神病薬を変更してから、本日でちょうど1週間なので、その間に起きた変化を中心に記載しています。しばらく風邪を引いていたことも相まって、変化を判断するには期間的にも不十分ではありますが、ひとまず現状報告という意味合いで軽くお話ししています。
私が服用している抗精神病薬を「ルーラン」に変更してから、本日でちょうど3ヶ月となります。今回は変更時から現在に至るまでの変化や今の状態についてまとめてみました。前半は変薬1週間後との照らし合わせ、後半は統合失調症の主な症状別から見た現在の調子について記載しています。

もちろん少しでも早くもっと色々活動できるようになりたいですが、不必要に焦らずに、通院・服薬はきちんと続けて、これからも一歩ずつステップを踏んで行きたいと思っている次第です。

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終わりに…

以上、私の統合失調症の体験談でした。

一記事にまとめた都合上そこまで細かく掘り下げることはできませんでしたが、重要なポイントについては誇張も隠し立てもなく記載したつもりです。

ただ書いていて改めて思ったのは、私の症状は統合失調症でも軽い方なのではないか?ということです。

周囲がおかしいと思って当人を病院に連れて行く例が多い中、私の場合は自分でおかしいと思って(つまり治療開始前から病識があって)精神科に自発的に行っています。

もちろん治療開始前と言っても、「おかしい」と思ったのは症状が発現して数年後でしたけどね。
(この点に関しては、先述の妄想を信じ込む一方で僅かに残った正常な部分が病院に行くという判断を下した、と自分では脳内補完していますが…)


※精神疾患か否かという点で悩んでいる状態については、私見ながら少し言及しています。

「精神疾患であるか否か」という視点から、その境界線上にいる人が抱える不安について、私や友人の実例も交えた上で思うところを書き綴っております。そして、医療機関の受診を初めとした具体的な行動を取る上での判断基準になり得ることについても、私見を述べさせてもらっています。

加えて、経験している統合失調症患者の方も多いであろう「入院」も私は経験していません。

それらの事実から、私自身や家族は、私の症状はそんなに重くないのでは?という疑念を抱いていたわけです。

しかしながら、私の障害者手帳の等級は「2級」で受給している障害年金も「2級」です。

2級と言えば日常生活に支障が出ることもあるレベルで、少なくとも軽いとは言えません。

手帳も年金も申請の際には大抵主治医の「診断書」が必要になるので、私の主治医の先生が私の症状・状態について克明に診断書に記載し、それを元に(他にも提出書類はいろいろありますが)それぞれの申請先が審査を行います。

そこで考えられるのは、主治医の先生から見ると、私の症状は私が自分で思っているよりも重いということです。

確かに、入院を要されるレベルではないとは言え、陰性症状の重さ・長引きの度合いが大きいことや、かなり神経過敏な部分があるのは事実ですから、それらの点を鑑みて慎重に判断されたのかもしれません。

いずれにせよいくら当事者であっても、所詮は等級の細かい判断基準などについては全く知らない素人ですから、そんな私がああだこうだ考えてもしょうがないのかもしれません。

自発的に精神科に行ったことや入院経験がないことを以って症状が軽いと決めつけるのも、専門家から見れば浅はかで早計な判断かもしれませんからね。

というわけで、今後も主治医の先生と相談しながら何とか治療を続けていくことになるでしょう。

悩ましい状態になることがより少なくなり、寛解にもっと近づいていくことを願うばかりです。

最後になりますが、統合失調症の患者はおよそ「100人に1人」と言われるようになって久しくなりました。

この病気を抱えた多くの方がそれぞれの症状に悩み、それぞれの一方ならぬ状況に翻弄されていることと思います。

もちろん私もその一人です。

その複雑さ故に周囲に理解されない場合もあるばかりか、(私のように)自分ですら自分のことが解らなくなる時がある方もいらっしゃることでしょう。

残念ながら私には、「負けずに頑張ろう!」と言えるほどの強さもそれを裏付けるだけの経験・事実もありません。

ですが、私の体験談から「こういう事例もあるんだな」と一つの参考例として、貴方の引き出しのほんの片隅にでも転がしておいていただければ幸いです。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

それでは、今日はここまで。

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