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求職者支援訓練をご存知?~Part.1(制度の概要)~

こんにちは、ゆーひーです。

さて、今日は職業訓練についてお話ししてみたいと思います。

実は私は職業訓練を受けた経験があるのですが、得られたものが思っていたよりも多かったため、せっかくなので紹介してみようと思った次第です。

まず、職業訓練とは何ぞや?と言いますと、

労働者に対し、職業に必要な技能や知識を習得させることにより、労働者の能力を開発し、向上させるための訓練を言う。

引用:「職業訓練」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。2017年11月11日 (土) 23:47 UTC、URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/職業訓練

一言で説明すると、こういうものですね。

しかし、職業訓練を受けた経験がない方は、ある程度イメージはできても詳しい内容については分からない、という場合が多いのではないでしょうか?

私は訓練を受けた経験があるので多少は知っているつもりですが、それでも詳しいとは言えません。
というのも、一口に職業訓練と言っても種類がかなり多いからです。
加えて、同じ種類の訓練でも設置主体や運営主体が違っていたりしてもう混乱必至です…

もちろん、精神障害者が対象の職業訓練もあり、当ブログの趣旨を考えると本来ならばそちらについて書くべきなのでしょうが、残念ながら私はそちらの訓練は受けたことがないので今回は触れません。
経験がないものを扱ったところで、ほぼ情報の羅列と想像だけの内容になりそうですしね。

じゃあ何の訓練について書いているのかと言うと、「求職者支援訓練」というものについて紹介しています。

これは、私が唯一受けたことのある職業訓練なのですが、この訓練を受けたのは、私が初めて精神科に行く前の頃なので、公に障害者となる前に受けたということになります(もちろんそれ以前から症状は続いていましたが)。

つまり、一般の求職者向けの職業訓練ですので、それに触れた今回の内容は精神障害者の方向けではありません。

ですが、ここではひとまず障害の有無は抜きにして、求職者の方は知っておいて損はないこの訓練、そしてその基となる制度について、私なりに噛み砕いてお話ししたいと思います。

※なお、訓練を受けた者にしか分からない内容を含めた実体験等も交えて書きたいと思ったのですが、概要を説明するだけで結構な量になったので、そちらに関してはPart.2でお話しします。
Part.2は、急遽訓練の内容に関する解説記事になってしまったので、実体験についてはPart.3にてお話ししています。

求職者支援制度の概要

まずは、前述の「求職者支援訓練」の基となっている「求職者支援制度」の概要について説明します。
下記の引用をご覧ください。

施策の紹介

  • 求職者支援制度とは、雇用保険を受給できない求職者の方(※1)に対し、
  1. 無料の職業訓練(求職者支援訓練)を実施し、
  2. 本人収入、世帯収入及び資産要件等、一定の支給要件を満たす場合は、職業訓練の受講を容易にするための給付金(職業訓練受講給付金)を支給するとともに、
  3. ハローワークが中心となってきめ細やかな就職支援を実施することにより、安定した「就職」を実現するための制度です。
    (※1 雇用保険の適用がなかった方、加入期間が足りず雇用保険の給付を受けられなかった方、雇用保険の受給が終了した方、学卒未就職者や自営廃業者の方 等)
  • 求職者支援訓練の認定基準、給付金の支給要件や支給額等は、審議会での議論及び所要の手続きを経て定められています。

引用:求職者支援制度のご案内(厚生労働省)

簡単に言うとこの通りなのですが、もう少し具体的に見ていきたいと思います。

どんな人が対象なのか

まず、冒頭でこの制度の対象者は「雇用保険を受給できない求職者の方」と記載されていますね。

職業訓練については、どちらかと言うと、失業して求職者となった人が雇用保険を受給しながら受けるものというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

ですがこの訓練は、対象者を雇用保険を受給できない人に限定しているという点が大きな特色の一つと言えるでしょう。

もちろん、この制度以前にも「公共職業訓練」のように、雇用保険の受給資格がない人でも受けられる訓練はありました(ただし、当該訓練は雇用保険制度の下で実施されるものであるため、雇用保険を受給しながら受ける場合が一般的)。

しかし、まだ記憶に新しい方も多いであろう2008年の世界的金融危機:リーマンショックにより雇用保険の受給資格がない大勢の非正規労働者が職を失うような事態になったことで、既存の職業訓練だけではとても対応できなくなったため、新たに「求職者支援制度」が設けられたという経緯があります。

そして同制度に基づき、2011年10月より「求職者支援訓練」が実施されるようになりました。

こうして見ると、まだ比較的新しい制度であることが分かりますね。

ちなみに、上述の「雇用保険を受給できない求職者」には、上の引用にもあるように「学卒未就職者(=高校や大学等を卒業したが就業できなかった者)」も含まれています。

つまり、新卒で就職できなかった方が就職に繋げるための知識・スキルを身に付ける目的で利用することも想定されているわけです。

新卒で内定は貰ったものの辞退した私も、まさにこのパターンに該当しますね。

ともかくも、就労の意志さえあれば背景はどうであれ、雇用保険を受給できない求職者の方がこの訓練の対象であるということです。

なお、対象者に該当するための前提として、ご自身の居住地を管轄するハローワークに求職の申し込みをしている必要があります。
ハローワークに置いてある「求職申込書」に必要事項を記入して職員の方に提出し、ハローワークカードを交付されることで申し込みが完了します。

訓練を受けるのにお金はかかるのか

ここからは、上記の引用の1~3の項目について詳しく見ていきます。

まず費用に関しては、1の項目に記載の通り無料です。

まぁこれは当然ですよね。

国の制度ですし、何よりこの訓練の対象が雇用保険を受給できない求職者、即ち失業していて雇用保険による収入もない方なので、そんな人から高い受講料を取るなんてありえませんよね(笑)

ただし、訓練で使用される教材費訓練内で取得する資格・検定試験の受験料だけは、残念ながら自己負担になります…
教材費と言っても、大抵は教科書等のテキスト代だけなので数千円程度で済む場合が多いですが、資格試験の受験料も含めると合計では1万円を軽く超えちゃったりします(汗)

ただそれでも、スクール等による一般の資格対策講座を受けて数万円~数十万円を支払うよりは遥かに安上がりなので、訓練の対象に当てはまる方はこちらを選ばれることを強くお勧めします。

無料な上に、(条件を満たせば)逆にお金が貰える…だと?

続いては、2つ目の項目に記載してある「職業訓練受講給付金」についてです。

なんと、これは収入や資産等の一定の要件を満たせば(受講者及び世帯の収入・資産が一定の水準を下回っていれば)、訓練期間中一定額の給付金が支給される、というものです。

金額は月々10万円+訓練実施施設への交通費です。

…10万円ってかなり大きいですよね。
しかも働いているわけではなく勉強しながら頂けるわけですから、非常に有り難いことです。

これは、この求職者支援制度がいわゆる「雇用のセーフティネット」の一環として設けられていることに起因します。

たとえば、対象者である雇用保険が受給できない方の場合、訓練の費用が無料であるにしても、すぐにでも働いて収入を得なければ普段の生活すらままならない、という方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合だと、いくら無料でも悠長に訓練なんて受けている場合じゃない!という状況にあるのは想像に難くありません。
そういった方でも最低限の生活の安定を図りつつ、就職に向けたスキル等を安心して身に付けられるように、このような給付金制度が設けられているわけです。

私も有り難い事に受給させていただきましたが、月によって世帯収入にばらつきがあったため毎月は受け取ることができませんでした。

いずれにせよ、このような制度があるのは大変心強いことですよね。

具体的にどんな就職支援があるのか

最後は、3つ目の項目にあるハローワークによる就職支援についてです。

これは具体的にどういうものかと言うと、受講者の居住地を管轄するハローワークへの定期的な(月1回の)来所と、そこでの就労に向けた活動を義務付け就職に繋げてもらう、というものです。

要は(悪い言い方をすれば)、強制的にハローワークに来させて就職相談や就職活動をせざるを得ないようにするということですね(笑)
まぁこの制度のそもそもの目的が受講者の就職ですから、当然と言えば当然なんですがね。

求職者支援訓練の受講者は、ハローワークによって個別に支援計画というものが作成されるのですが、それによって訓練の出席状況や行った求職活動が管理されるのです。

ただ求職活動と言っても、訓練期間の前半におけるハローワーク来所日は、ハローワークに置いてある端末で求人検索をして、担当者の方と就職に関する相談を行うだけの場合が多いです。

そして訓練も後半~終盤に差し掛かってくると、実際に求人に応募したりなど本格的な求職活動を行う流れになってきます。

先程「強制的」などと言いましたが、平日は毎日訓練に出席する中その上でハローワークにも行くとなると、ある程度意志が強くなければ自発的かつ定期的に行くのは難しいものがあるかもしれません。
しかし、そこを義務付けることで結果的に就職支援の機会そのものが確実に確保でき、訓練受講者に定期的な求職活動を促せるので、理にはかなっていると言えます。

※なお、ハローワーク来所日は訓練は休みになります。

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他にも様々な細かい決まり事が…

この時点で4000字を超えてしまっているのですが、ここまで記載してきた内容はあくまで概要に過ぎません。

もっと詳細に見ていくと、色々と細かい決まり事や申し込みの詳しい手順等、記載すべき事は多々あるのですが、それらに関してはもう公式に任せるのが一番ですね!(すみません逃げました笑)

というわけで、求職者支援制度及び訓練の詳細は、冒頭でも引用した求職者支援制度のご案内(厚生労働省)のページ内ある各テキストやコンテンツをご覧くださいませ<m(__)m>

なお、実際に訓練を申し込み、受講して、さらにその後の事などの体験談を含めた言わば「体験者の生の声」については、先述のようにPart.2part.3でお話しさせていただきますね。

それでは、今日はここまで!

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